交通事故によるめまい

文責:院長 柔道整復師 田之上 哲人

最終更新日:2023年11月16日

1 交通事故によるめまいについてこのようなお悩みありませんか?

☑事故後少し落ち着いてからめまいがして困っている

☑交通事故後病院で診てもらったが、吐き気がまだあり困っている

☑レントゲンを撮って異常はなかったがフワフワする

☑MRIでは異常なしと診断されたが、症状がまだある

☑処方薬を飲んでもスッキリしない

 

 交通事故によるケガの影響について、病院の検査で緊急性はないと診断されたものの、軽いめまいが残ってお悩みになっていらっしゃる方も多いかと思います。

 時間が経ってもなかなかよくならず、未だスッキリしないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 このようなお悩みのある方は、半田にある”たのうえ接骨院”にご相談ください。

2 めまいの種類

◎めまいには大きく分けて二つの種類があります。

⑴ 回転性めまい

 1つは「回転性めまい」という、主に水平方向に回転しているように感じるめまいです。

 自分がぐるぐる回っているような感覚になります。

 例えば、遊びで野球のバットを中心にぐるぐる回ったあと急停止すると、ふらついて歩こうとしてもぐるぐると景色が回って歩けない状態になります。

 回転性めまいでは、ひどい場合そのような回転が続くようです。

 

 また、エレベーターで下に降りるときのような感覚になる場合もあります。

 これは水平ではなく垂直方向の回転性めまいと考えられます。

 回転性めまいの特徴としては、突然生じたあと、しばらくすると症状がなくなってしまうことが多いという点が挙げられます。

 

⑵ 浮遊性のめまい

 もう1つは「ふらふらする」「ふわふわする」タイプの「浮遊性のめまい」です。

 

 回転性めまいと同様に突然起こってすぐに治まる場合もあれば、いつの間にかめまいを感じるようになって、ふわふわとした感覚が長期にわたって続く場合もあります。

 

 このようにめまいには種類がありますが、共通して言えることとして、吐き気や嘔吐を伴うことがあるというのが挙げられます。

3 交通事故でめまいが起こる原因

 交通事故によってめまいが起きる原因は様々です。

 以下にて、それぞれの原因について説明します。

 

⑴ 良性発作性頭位めまい症

 耳の奥には内耳という部分があり、その中の前庭と呼ばれる箇所に三半規管という管があります。

 管の中はリンパ液で満たされており、身体を動かしていない状態では静止していますが、頭を左右に振ったり、前後に動かしたりなどして耳が動いた時、その反対方向に動きます。

 リンパ液が動くことによって、頭部の動きを内耳が察知します。

 それを脳に伝えることで、身体がどの方向に向いたかを認識することが可能となります。

 

 これが内耳の働きですが、何かがきっかけで片方の三半規管に異常が生じてうまく液体が流れなくなった場合、この機能が正常に働かなくなります。

 交通事故で受けた物理的衝撃で、内耳にある重力を感じ取る耳石器から耳石がはがれ、詰まったような状態が発生することがあります。

 そのようになった場合、患側の三半規管は耳石が詰まっているために液体が動かず、頭は動いていないという情報を送ってしまうことになります。

 

 片方は正常に機能して、頭は動いているという情報を送りますので、左右の耳で異なった情報を脳に送ることになります。

 そうすると、平衡中枢はこの情報の違いを処理することができずに混乱し、バランスを崩して回転性めまいが生じます。

 自然治癒することも多いですが、半規管内の耳石については医師が行う浮遊耳石置換法と呼ばれる治療法があり、治るまでの期間は比較的短いといわれます。

 

⑵ 外リンパ瘻(ろう)

 交通事故の衝撃で、内耳から外リンパ液が流れてしまうことがあります。

 外リンパ液が内耳の外に流れ出ることによって、めまいや耳鳴り、難聴などが生じることを外リンパ瘻(ろう)といいます。

 安静に過ごすことで自然と改善されることもありますが、めまいなどの不調が続くような場合は手術等の対応が必要になる場合もあります。

 

⑶ むちうち症

 例えば後ろから追突された場合など、交通事故被害に遭われた方の多くは、大きな衝撃を受け、首が前後に大きく揺さぶられます。

 むちうちは、このような衝撃によって、首の周辺の軟部組織である筋肉や筋膜、神経が傷つくことで生じます。

 「むちうち」という言葉は正式な名称ではなく、接骨院では頚椎捻挫、勤めていた病院では外傷性頚部症候群と診断されていました。

 交通事故のケガで首の筋肉の緊張が強くなった方で、左右どちらかの側の筋緊張が強くバランスが崩れた状態のときによく、めまいが起こることがあります。

 首の筋緊張によるめまいは浮遊感が主ですが、ぐるぐるとした回転性の要素が加わっている場合もあります。

 ふらふら感はいつの間にか起こり始め、長期間続くのが一般的です。

 また、首の筋肉は肩や頭とつながっていることから、首の筋緊張は肩や頭の筋肉も緊張していることを意味します。

 首の筋緊張は「首コリ」として感じられ、主に僧帽筋が筋緊張を起こすと「肩こり」、頭の筋肉や筋膜の緊張は「頭痛」「頭が重い」という不調になって現れます。

 首・頭の表面に近い部分・肩は連結していますので首の筋緊張異常が頭の筋膜に作用し、浮遊感めまいと頭が重いという不調を同時に訴えることが少なくありません。

 

 しかし、この首タイプのふらふら感や頭重感の施術はお任せください。

 筋緊張を和らげる手技と電気施術により症状緩和が見込めます。

 

⑷ バレリュー症候群

 交通事故の物理的衝撃による首の損傷によって、自律神経が刺激を受けることで様々な不調が生じます。

 めまいの他にも、頭痛や吐き気、疲労感、動悸等といった、自律神経の乱れによる不調が発生します。

 直接神経が傷ついている場合もありますが、周辺の筋肉が緊張することで、神経を圧迫している場合もあります。

4 交通事故によるめまいを緩和するためにはどのような施術が必要なのか

 強いめまいは、精密検査を受けていただき、異常が無いことを確認した上で施術を開始する必要があります。

 

 また、なんでもかんでも、”揉む”や”ほぐす”施術をすればいいわけではありません。

 筋肉の緊張によるめまいを緩和するためには、硬さの原因となっている箇所を見つけ、筋肉の緊張をなくすという施術が必要となります。

 また、筋肉のこわばりがお身体の歪みなどの他の原因で生じているような場合には、その原因を改善するための施術が必要となります。

 特に、首の骨の歪みを取ることは非常に重要ですし、場合によっては、手首の動きを整え肩甲骨の動きを出す施術が必要となるケースもあります。

 

 日頃の姿勢や習慣によって、もともと首に負荷がかかっている場合には、めまいが再発しないように、その改善も重要となります。

5 当院で行っている頚性めまい緩和の施術

・当院では、突発性めまいの場合病院の受診を先にしていただいております。

 

 めまいが生じる原因は様々で、中には重大な疾患が隠れている場合があります。

 病院での診察後、当院で扱える運動器関連のものであれば、カウンセリングと検査を行い、施術計画をご提案いたします。

 めまいの原因や施術方法について説明した上で施術を行いますので、ご安心ください。

 当院では、手技のほか電気や温熱等の機器による施術も取り入れ、めまいの原因となっている筋肉のこわばりにアプローチし、ほぐしていきます。

 また、お身体に歪みが生じている場合は整復を行ったり、必要に応じて呼吸法や普段の生活のアドバイスを行うなど、一人一人の状態を把握した上で、適切と思われる対応をさせていただきます。

 

 少しでも早く、交通事故のケガによる頚性めまいのつらい症状を緩和することすることを目指し、丁寧に施術やアドバイスをさせていただきますので、半田市やその周辺で、頚性めまいにお悩みの方は”たのうえ接骨院”までご相談ください。

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